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トランプ氏勝利から一晩明けたワシントンD.C.で思う

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" I said to the American people, regardless of which side you were on in the election, regardless of whether your candidate won or lost, the sun would come up in the morning....And that is one bit of prognosticating that actually came true. The sun is up. " (President Barack Obama)

今朝のワシントンDCは薄暗い雨から始まりました。

「信じていたものが、命をかけて築き上げ守ってきたものが、急に破壊された」

昨日の投票でドナルド・トランプ氏が勝利し、米国の政策コミュニティが集まるワシントンDCはある種失望の様な空気に包まれていた様な気がします。

特に本日はインターン先の米国戦略国際問題研究所(CSIS)のイベントをお手伝いさせて頂いており、元軍人や大使、有識者の方々とお話しする中でその様な声を多く耳にしました。

それでも、時間は止まりません。
米国民が国内外で直面している課題も変わりません。

次の大統領がどの様な政策を採るのか、新しい政権に対して自らの目的を果たすために、どの様にアプローチを変えていくべきなのでしょうか。

社会の各種アクターの要請が変われば、バランスを保つためにも改革へのモメンタムが高まります。理論的には、今回の投票結果は現在の米国が「パレート最適状態」ではないということを証明する材料になったのではないでしょうか。

「エスタブリッシュメント」、いわゆる既得権益層にとっては痛みは伴うかもしれません。しかし、複雑な国際関係の中に身を置きながらも、まずは国内の社会、政治を安定させるために、各種仕組みや制度をどう改善するべきなのか、私はForward looking(前向き)な姿勢を大事にしたいです。

さて、大統領選の投票結果をめぐり、世界中多くのメディア、有識者、個人の皆様が様々な分析を出されています。皆さまの視点に触れ、学ばせて頂くこともとても楽しみです。

それでも、まずは現大統領、次の大統領、敗北した候補者本人達の言葉を直接聞き感じることが第一だと思っています。

その後は、現場のアメリカ人の声に耳を傾けてみることでしょう。ニューヨーク市内や、大学時代に留学をしていたカリフォルニア州バークレー市でも、反トランプデモなどが勢いを増し始めている様です。ワシントンDCでも先ほどFacebookで就任式での抗議活動をリクルーティングするイベントを見かけました。

たくさんの記事や情報がネット上に溢れ少し参ってしまいますが、私個人としては、米国に計6年間住み、肌で感じてきたこと現場の様子の発展に注意を払いながら、時間をかけて今回の結果を考えてみたいです。

以下3人のスピーチ動画をシェアさせて頂きます。

バラック・オバマ米国現大統領のスピーチ
https://www.youtube.com/watch?v=0SLfCkXDAf8

ドナルド・トランプ氏の勝利演説
https://www.youtube.com/watch?v=Qsvy10D5rtc

ヒラリー・クリントン氏の敗北宣言
https://www.youtube.com/watch?v=khK9fIgoNjQ