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政党ロンダリングが政治不信を招く ~前回はどこの党で立候補・当選しましたか?~

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今回の解散・総選挙に関しては大義がないことや野党の準備が間に合わないことなどから有権者の関心は高くなく、投票率も期待できないのではないかという憶測が広まりつつある。

国政選挙で候補者の名前を書く際に、大きな判断基準となるのが「政党」だ。
一方で選挙の規模が小さくなるほど政党色は小さくなるべきであると私は思う。都道府県や基礎自治体といった地方政治は議院内閣制の国政とは仕組みが異なる。国政では与党が政権を担い、野党は政権与党と対峙するが、地方ではその構造は行政と議会へと変わる。つまり、何党であろうと、全議員で議会という一つの組織となるため、地方議員は政党や組織は関係なく市民生活の向上のために働くことが求められる。また、地方議会では複数の議員が当選することからも、政党よりも人物や活動を投票時の判断基準されるために、無所属でも当選することが可能となる。

しかしながら、国政ではそうはいかない。どうしても政党に頼らざるを得ない制度になっている上に無所属で当選したところで構造上、政策実現は難しい。
ただし、いくら地方政治は二元代表制であるとはいえ、国政の結果がどうしても地方選に影響を及ぼすことは否定できない。今年千葉県松戸市で市議会議員選挙が行われた。前々回、松戸市議会で民主党系議員は11名であった。そして今回の市議選(定数44)で民主党公認立候補者は1名のみとなった。それほどまでに政党の風が地方にも影響している。

私が問題視しているのは時の風によって政党を変える「政党ロンダリング」議員だ。
民主党の風が吹いた際、大量の民主党議員が国でも地方でも誕生した。しかし民主党の支持率が急降下すると、離党したり新党へいく政治家が多く見受けられた。その政党の理念や政策に共感しているのであれば、支持率が下がろうとも逆風が吹こうともその党の回復のために尽力する政治家の方が好印象である。個人的には前者の手法は好まないが、国政では生き残るために現実的には仕方ない部分があるのかもしれない。

一方で、是々非々で行動することが求められる地方政治においても同じことが起きている。まさに、統一地方選を5か月後に控えている今、目的と手段が逆になっている議員や候補者はこの半年間で政党を変えたり、離党を始めたりしている。選挙直前でもないこの微妙な時期が政党色を消す抜群のタイミングであることを心得ているのだ。
要は自分の街づくりを任せている政治家が自己保身しか考えていないかもしれないのだ。
地方議員は何のために存在しているのか?有権者はこういった政治家の独りよがりで自分を肯定するような言動や信念を貫かない政治家に飽き飽きしているのだ。

統一地方選の際に投票する候補者に迷っているならば「前回は何党で立候補・当選しましたか?」という問いの答えは投票行動の判断基準の一つになりうるだろう。そして、現職議員に対しては、選挙を控えたこの1年よりも選挙を意識せずにいる当選直後の前半2年の活動内容をしっかりとネット等で確認しておくべきである。更に駅でも見かけたか、一般質問に登壇したか、議会報告はしたか。この1年でバタバタ動き出す議員は選挙しか見ていないのだ。
有権者は一度振り返ることが必要であろう。

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