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政治家が抱えるSNSジレンマ

2014年12月03日 23時39分 JST | 更新 2015年02月01日 19時12分 JST

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ネットを活用しない政治家の方が珍しい時代となった。私自身、SNSを駆使しているが、その内容は地元や議会での活動を可視化する意図があり、また若い世代や女性政治家の活動をネットを通じて知ってもらうことを目的としている。自分の活動にSNSを取り入れるということのみと勘違いされがちであるが、私の政策は災害時・緊急時の情報ツールとして市外にいる市民にも情報が伝達するようSNSの活用を訴えており、その結果として我孫子市はFacebook導入を決めた経緯がある。情報伝達ツールのチャンネルは多いにこしたことはない。

このSNSだが、衆院選も始まり、最近政治家の使い方に対して議論が巻き起こっている。政党ロンダリング若手政治家が働かないことを記事にしたが、実際に政党を離党したり、動かない政治家が巧妙に情報発信をしているということで、真面目に働く多くの政治家が怒りの声を上げている。

私のように一貫して無所属であると様々な動きを客観的に見ることができる。

一例をあげると、昨今民主党を離党し無所属になり、更に自民党会派に入った議員がいる。その議員は複数回に分けてそのことを政策に絡めて発信し、長文の最後の最後に自民党会派入りを記載。無所属とはいえ、どこの会派に入っているかでその政治家のスタンスは一目瞭然だ。その行動に対し、否定的なコメントがFacebookで書かれていたが、肯定的なコメント以外は全て削除。尚且つ、他議会の議員が書き込んだ否定的なコメントを一つ残し、第三者がその議員へ向けた否定的なコメントは残した。こういったやり取りに対し、コメントを書き込んだ議員が自分のFacebookページでブロックされたことや削除されたことなどを書き、「演出上手」などと批判したのだ。

実際に私自身、多くの人からその話を聞き、その議員のページへいくと「原発を是としたのか?」「手のひら返し」と書き込まれていたコメントは翌日綺麗さっぱり削除されていた。

ちなみに私の場合は政治的・政策的批判はそのまま残す。賛否両論の中で判断していくことが求められる政治家にとって批判や反対があることは至極真っ当なことであり、大きな議論に発展する場合もある。個人的な意見としては批判を恐れない覚悟がなければ政治家になることは勧められない。私の考えは既に記事にもなっている。一方で事実無根の誹謗中傷や暴力的言葉使い、プライベートな書き込みは警察と相談した上で対応することを私は徹底している。

この件のみならず、こういったことは横行している。

例えば、12月2日公示となった衆院選だが、「この期間は公選法により自分の政治活動ができませんのでご理解ください」といった内容が地方議員のSNSで見受けられた。公示前にはあたかもやっていたかのような口ぶり(もちろんその中には本当に活動していた議員もいる)。

実直に活動する政治家がこういった手法に激怒する気持ちは手に取るようにわかる。

とはいえ本人のページである以上は本人の操作に委ねられるわけで、自分の好きにすれば良いだろうし、それが政治家としてどうかは有権者が判断することだ。

政治家はこういった表現方法に長けていることは言うまでもない。しかしネットでいくら小細工をしようとも、結局はしっかりと地域で直接市民と接し、議会活動をし、議会報告(駅頭、ポスティング、議会報告会等)をしているかという部分で問われる。SNSは単なるツールである。むしろ有権者の方が冷静に政治家の発信手法や内容を分析しているとさえ感じる。

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そういった政治屋的手法ばかりを学んだ議員は結果的にSNSに使われ、更に自分で自分の首をしめていると思えば、いちいち目くじらを立てることもないだろう。

我々は真面目に地域に直接関わり、自分がやるべきことをしっかりやっていれば良いと思う。