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子どもから子どもへの支援。助け合いは当たり前と伝えたい

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今私の住んでいるオランダで地震が起きることはほとんどありません。しかし、国土が水に囲まれた低地帯で、度々洪水に見舞われてきた歴史があり、大きな被害に遭ったこともありました。そういう背景があるからかもしれません。オランダでこんなことを言われました。

「私はいつも自分が人のために何ができるか考えるわよ。寄付ができるかしら、ボランティア活動ができるかしら。助け合っていくものだと思っているから。別に私だけではないわよ、そういうものだと思っているの。」

子どもができる支援とは?

子どもも例外ではありません。こんなチャリティーキャンペーンが子どもの学校でありました。

発展途上国の子どもへ、靴箱にプレゼントを入れて送ろう
Edukansというオランダの団体によるキャンペーンで、靴箱に学用品や生活必需品を入れ、途上国に送ります。

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靴箱に入れる物のリストが渡されました。

必ず入れてほしい物:
ノート
ペン
色鉛筆
歯ブラシ
歯磨き粉
石鹸

他にも任意で小さなおもちゃや塗り絵なども入れられます。私は近所のお店で中身を買いそろえ、子どもに渡しました。

子どもは、靴箱にプレゼントを入れ、思い思いにラッピングして飾ります。

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靴箱を学校に持っていき、プレゼントを受け取ってほしい子の年齢や性別を指定し、送料を支払います。私たちは上の子と同じ年齢層の男の子を選びました。

ボランティアの親が一つ一つ中身を確認した上で、靴箱は送られていきました。

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プレゼントが届いた!

それから5ヶ月後、私も子どもも靴箱を送ったことを忘れかけていました。ある日、私たちの靴箱がアルバニアの子どもに渡されたというメールが送られてきました。

子どもと一緒に、アルバニアの子どもたちが靴箱に入ったプレゼントを受け取っている動画や写真を見ました。どの子に自分たちが送った靴箱が届いているか確認できなかったのですが、大勢の子どもが喜んでいます。

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写真引用: Edukans http://schoenmaatjes.edukans.nl/uitdeellanden/albanie/

私の子どもが一言いいました。
「よかったね。」

私は、アルバニアの子に対してだけではなく、自分の子どもにとっても、参加してよかった、と思いました。

子どもも一緒に「自分は何ができるか」

ただ必要な物を集めて途上国に送った方が簡単で、効率的だったはずです。でも、子どもが靴箱にプレゼントを詰めて、楽しみながらラッピングをするところが大事だったのです。私の子どもたちは、また次もやりたいと言っていました。

今はまだ早いのかもしれません。でも、私たちが次に考えることはそういうことだと思います。

野口由美子(ブログ Parenting Tips