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【ご提案】『子どもの日』はすべての大人が子どもの未来を考える日にしませんか? Vol4

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『子どもの日』は、子どもがいる人もいない人も、子育てを終えた人もこれからの人も、すべての大人が子どもたちのすこやかな成長を願う日にしませんか?みなさんに、子どもたちのことを考えていただくきっかけとして、2010年より低所得の子どもたちに向き合ってきたキッズドアの現場で見られる子どもたちの様子を、ショートエッセイにして5月1日から毎日1話、7話連続で配信します。

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<子どもの貧困ショートストーリー>
第4話:留学生のボランティアさん 大活躍!
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キッズドアに通う子どもたちもバラエティにとんでいるように、キッズドアのボランティアにも、様々なバックグラウンドを持つ方が参加してくださっています。E君はカンボジアからの留学生で、2年前からキッズドアの「都立高校受験対策講座・タダゼミ」で学習ボランティアとして活動しています。

外国で生まれ育ったDちゃんは、ご両親の離婚をきっかけに中学3年生の途中から日本へ引っ越し、キッズドアが主催する『無料の高校受験対策講座タダゼミ』に入会してきました。Dちゃんは、日本語は話せるものの、敬語や漢字、日本語の文章は苦手。日本の中学校の授業を受けていないため、理科や社会がある一般の都立高校の受験はかなり不利になります。そんな彼女が受験を希望していたのは、「在京外国人入試」を行っている高校。英語と日本語の面接、そして英語の小論文で合否が決まります。

「在京外国人入試」対策は、タダゼミでも初めてです。しかも、Dちゃんが希望する高校は人気の高い難関校。どのように彼女の受験勉強をサポートできるのか、スタッフ、ボランティアともに頭を抱えました。

その時、手を挙げてくれたのがE君です。E君は、自分も外国人として日本の大学を受験した経験を活かし、彼女に小論文と面接の指導を行ってくれました。毎回テーマを出し、宿題として英語の小論文を書いて来てもらいます。学習会でE君が何度も丁寧に添削を行った結果、最初は「作文」のような文章が、回を重ねるうちに「小論文」にレベルアップ。面接も英語で自信をもって受け答えができるよう何度も練習を行いました。


Dちゃんは見事に希望高校に合格を果たし、英語の授業ではトップクラスに入ることもできました。現在は高校2年生で、学校生活を楽しんでいます。そして今でもタダゼミのボランティアやスタッフとの交流が続いています。

今の日本の学校教育や入試の制度は、残念ながら個性豊かな子どもたちをしっかりと受け止める事ができません。親御さんが日本語が苦手で、お子さんが通訳をしているようなご家庭も少なくありません。子どもたちは例え日本語の読み書きは出来たとしても、複雑な入試の制度やそれにかかる費用を理解することが難しい。勉強の実力以外にも情報収集で大きなハンディがあります。特別なサポートが必要なのに「公平なサービス」という概念が、学校現場を堅苦しくしているのかもしれません。キッズドアの無料学習会は、そのような個性豊かな子どもたちを受け止める場所でもあります。

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♪♬♪祝!子どもの日WEEK♪♬♪
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