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3.11から今

2015年03月05日 22時55分 JST | 更新 2015年05月04日 18時12分 JST

震災後から約4年経とうとしている中、自分の中で変わらない部分と変わった部分がある。

震災2週間後、被災地に飛び込んだ時のメモを読み返し時々そう思う。

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南三陸に向かう車の中で、雪景色から急に変わる瓦礫の風景には圧倒され何も言えませんでした。

流される前の町を知らないのもありますが、そこにあるはずの町がどのようにしてあったのか全く想像できず、立ち残ったホテルや銀行などの建物がどのように使われていたのか、そこの窓にかかる魚網はどこから来たのか考えると途方もない絶望感を感じました。

そのような状態で向かった被災地、私自身医療ボランティアで参加しましたが、自分が何かできたという明確な実感はありません。だから、この報告を呼んで、次行く人に情報を伝えたいのと、自分の周りの人に色々考えてもらえたらいいと思います。3月25日に現地で読んだ朝日新聞の記事に、"今はまだ被災地へ、どうのこうのメッセージを送ることはできないが、最後は自分たちでやるしかない。物資での救援はあるけれど、心の持ちようは自分しかない。そういう力はみんなにあるということを伝えたい"という文章がありました。その記事は現地への応援メッセージでしたが、自分でその場で読んで帰ってきた今、改めて被災者の人達が自分で立ち上がるのを支援するのに、どうしたらいいかなと考えています。

医療について、今はまだ震災後さまざまな健康問題が発生し医療ニーズも高まっていますが、ライフラインが回復して生活が落ち着くともに最終的には地元医師が地元病院で医療を賄える状態に戻すことが自然であると感じました。現在の避難所にて診療を行い巡回、訪問診療して医療支援し、重症は病院に送る形が急性期医療支援であれば、ライフラインの回復とともに病院の機能が戻って、病院で人手が足りないようであればそこに医師、看護師がヘルプにいって、震災前の元の医療に戻すことは慢性期医療支援で、その両方で医者、看護師が参加し協力することが大切です。震災前から東北は慢性的に医者不足と言われていたこともあり地元医師で賄うにはマンパワーの問題がありますが、私の周りを含め医療者にはたくさん医療ボランティアとして参加したい人はいます。適切に継続して行えるのであれば短期ボランティアであっても、何かしたいという気持ちを持った人、医師、看護師は被災地へ行き、急性期、慢性期医療ボランティアに参加すべきでしょう。そして最後に私が被災地でボランティアを行っている間、私の分の仕事を分担、負担してくれた部下、同僚、上司には本当に感謝しています。かかわり方は違いますが、多くの人が共有して震災地を応援し自分たちの問題としてとらえて今の支援が成り立っていると思いました。

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そこから、被災地で診療所を開業して"関わる"ことを続けている。今は被災地だからという思いは薄れ、縁ができた土地で何かしたいという思いは変わらない。医師が少なく困っている地域でできることをこれからも模索していく。