朝にアイスクリームを食べると、脳に高い効能があることがわかったと、産経新聞が報じている。
実験では、アイスを食べた後に被験者の脳波を測定した。覚醒度(すっきり感)を得られる一方で、イライラ感を抑制することでリラックス効果を得られることが分かった。氷と比較した実験でも、アイスクリームの方がリラックス効果などの数値が高かった。
(産経新聞 2013.5.13 15:31)
研究を発表したのは、森永乳業と杏林大学医学部の古賀良彦教授。古賀良彦教授は、杏林大学医学部で精神神経科学分野を教えている。杏林大学のホームページによると、統合失調症、うつ病の治療が専門であるが、アロマテラピーや食品の効果を科学的に検証し臨床への応用を試みているとのこと。
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古賀教授は、これまでも、紅茶・緑茶・コーヒー3種の飲料が脳機能に与える活性効果を調べて会話が弾む飲料は紅茶だと突き止めるなどの、身近な食べ物を対象とした研究も行なっていらっしゃるようだ。
今回の発表を受けて、これから暑くなる朝に、アイスクリームを食べる口実ができると感じるものの、なんとなく朝からアイスを食するのは後ろめたい。ここで注目したいのは、森永乳業が発表の際に利用した商品、「ピノ」。メーカーは違うがガリガリ君のような大きさなら食べるのを控えてしまいそうだが、ピノのような一口ぐらいならと許してしまいそう。心理をうまくついた商法ともいえよう。