今夏の参院選において、日本維新の会から比例代表で出馬することが決まっていた松本和巳元衆院議員が、橋下氏の慰安婦の発言に反発、出馬を取りやめることになったと報道されている。
松本氏は自身のブログで、橋下氏の慰安婦に関連する発言について下記のように書いている。
特に女性に対する蔑視的な考え方は到底受け入れることはできません。慰安婦が公設だったのかどうかではなく、そう言う状況にさせられた、またはそうしなくては生活できなかった人たちが混在しているとは思いますが、それを男性の捌け口として仕方ないだろうと言う考え方は論外です。
私見として思う部分はとやかく言うつもりもありません。
それぞれの政治家の信条でしょうから貫いていただいて結構だと思います。
しかし党代表という立場での発言は、慎重かつ責任を持ってなされなければ許されるべきものではないと思います。極端に言えば、我々も含め、この党に期待を寄せていただき、昨年の総選挙で投票いただいた皆さんも同類的に判断されてしまうのです。それほど公党の代表の発言というのは大きいのです。
(松本和巳氏ブログ「橋下代表の発言について」より。2013-05-20 08:59:43)
時事通信によると、松本氏は今後、記者会見を開くとしている。
松本氏は24日に記者会見して正式に表明する。
橋下氏の発言後、維新の参院選候補の離反は初めて。同調する動きが出れば、党にとって痛手となる。
(時事通信 2013/05/23-11:09)
松本和巳氏は、1965年千葉県松戸市出身で、2005年9月の衆院選で当選した小泉チルドレンの一人。2012年に日本維新の会に転じ、2012年12月の衆院選で東京2区よりするも落選した。マツモトキヨシ創業者の松本清は祖父にあたる。