26日に行われた千葉市長選挙は、現職の熊谷俊人氏(35)が再選を果たした。政令指定市の市長の中では、引き続き最年少となる。
熊谷氏は前回2009年に行われた市長選で、民主党の全面支援を受けて初当選したが、今回は民主党からの推薦を受けなかった。今回の選挙には熊谷氏のほか、共産党推薦の黒須康代氏、元民主党千葉市議の今村敏昭が立候補。産経新聞によると、熊谷氏の支持状況に関して次のように報じている。
選挙戦では熊谷氏を民主や社民両党の県連が支持、公明党の市議団が支援。自民党県連が自主投票とし、一部から協力を得たことで事実上の相乗り候補となった。
(産経ニュース 2013/5/26 20:16)
今回の選挙の投票率は、前回の43.50%を12.15ポイントも下回る、31.35%だった。ネット選挙解禁が間に合わず、27日早朝に更新が行われた熊谷氏のブログでは、下記のように書かれている。
前回得票を上回る圧倒的な得票を頂きましたが、投票に足を運ばれなかった方、他候補に投票された方々にもご満足頂けるよう、初心を忘れず今後も市政運営にあたります。
ネット選挙の解禁が間に合わず2週間全く発信と対話が出来なかったことも残念です。
(熊谷俊人氏ブログ「当選のご報告」より。 2013/5/27 04:40)
熊谷氏の今回の選挙のマニフェストには、“市民参加のまちづくり”が記載されており、具体例として“市民がまちづくりを担う役割、責任、権利を定めた「私のまちづくり条例」(仮称)の制定”もあげられている。
Advertisement
若い市長が、市民の政治参加をどのように変えてゆくのか、期待される。