17年ゼミ:生命の意味を考えさせてくれる傑作動画

冒頭の動画は、インディアナ州に住む42歳の映像作家サミュエル・オール氏が「セミの一生」をテーマにして制作した作品であり、生命の意味を考えさせてくれる傑作だ。

冒頭の動画は、インディアナ州に住む42歳の映像作家サミュエル・オール氏が「セミの一生」をテーマにして制作した作品であり、生命の意味を考えさせてくれる傑作だ。

セミたちは、最長で17年間を地下で暮らしてから、地上で6週間という短い時を過ごし、死んでいく。オール氏の作品は、不思議なほど美しいが同時に悲しいセミの一生を描き出している。

[翻訳注:米国には、毎世代正確に17年または13年で成虫になって大量発生する周期ゼミがいる。今年は東海岸で17年ゼミが大発生する年にあたっており、各地で出現が報告されている]

オール氏がハフィントン・ポストに語ってくれたところによると、この動画のために、同氏は過去6年間に200時間以上をかけて、中西部のいくつかの州で、セミの一生のさまざまな段階を撮影してきた。

「Atlantic」誌のアレクシス・マドリガル氏が指摘するように、セミの羽が広がるシーン(2分20秒ごろから)では、進化のすばらしい一場面を見ることができる。オール氏は連続する静止写真を繋ぎ合わせて、脱皮するセミを早送りで見られるようにしている。

いくつかのクローズアップ・シーンは顕微鏡を通して撮影されている。力強い音楽は、デクスター・ブリテン氏によるものだ。

オール氏は、1時間のドキュメンタリー作品を制作したいと考えており、この動画はそのプレビューになる。同氏はプロジェクト支援サイト「Kickstarter」でページを立ち上げ、2万ドルの支援を呼びかけている。

[Hunter Stuart(English) 日本語版:ガリレオ]

関連記事

Those 10 Minutes A Week You Spent Connecting With Dial-Up...

What The Cicadas Missed In 17 Years