長期金利、政府日銀がしっかり対応する必要=安倍首相【争点:アベノミクス】

安倍晋三首相は3日午後、日本記者クラブでの党首討論で、長期金利について、だんだん落ち着いていく、そういう予兆がみられるとしたうえで、信認が疑われるような金利上昇には政府日銀がしっかりと対応しなければいけないと語った…
時事通信社

安倍晋三首相は3日午後、日本記者クラブでの党首討論で、長期金利について、だんだん落ち着いていく、そういう予兆がみられるとしたうえで、信認が疑われるような金利上昇には政府日銀がしっかりと対応しなければいけないと語った。

安倍首相は「10年物国債金利については注目している」と発言。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が言っているように、積極的な政策を行った当初、ある程度のボラティリティがあるのは予想外のことではないと語った。そのうえで、金利で大切なのは実質金利だとの見方を示し、インフレ期待が高まっているなかでの名目金利上昇は、物価安定目標へ向けて経済が成長するなかで起こり得ることだとの認識を示した。ただ、そうでないような信認が疑われるような金利上昇には、政府日銀両方がしっかりと対応しなければいけないと述べた。

(石田仁志)

[東京 3日 ロイター]

注目記事