イタリアの研究チームは8月9日、中部フィレンツェで、レオナルド・ダ・ヴィンチの名画「モナリザ」のモデルとされるリザ・デル・ジョコンドの息子とみられる遺骨の発掘調査を開始した。ANSA通信などが伝えた。
共同通信によると、これまでにリザの可能性がある遺骨が数体見つかっており、今回息子の遺骨が見つかれば、DNA鑑定でリザ自身の遺骨を特定し、復顔作業も行って本物のモデルかどうかを判断する予定だ。
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時事通信によると、「永遠のほほ笑み」をたたえたモナリザのモデルは実在の人物かどうかが論争になってきた。こうした中、ダビンチ研究家は2007年、モデルの女性が「リザ・デル・ジョコンド」といい、余生を過ごしていたフィレンツェの旧ウルスラ会修道院で63歳前後で死去し、そこに埋葬されたとの説を提唱した。
調査チームは昨年、旧ウルスラ会修道院から8体の遺骨を発掘。モナリザが描かれた1500年代初頭以降に修道院に埋葬された女性は2人しかいないとされることから、放射性炭素を使った年代測定でリザとされる遺骨の絞り込みを進めている。
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一方、リザには息子がいたと言われ、息子が埋葬されたとの記録が残るフィレンツェのサンティッシマ・アヌンツィアータ教会では9日、遺骨の発掘調査が開始された。調査チームは、遺骨が当時のものと特定できれば「リザと血のつながりのある息子」と裏付けられるとみている。
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