「週刊文春」AKB48の記事を撮影、ネットに投稿した男が逮捕

発売前の「週刊文春」を携帯電話で撮影し、ネットに投稿した男が逮捕されました。
時事通信社

発売前の「週刊文春」を携帯電話で撮影し、ネットに投稿した男が逮捕された。

発売前の週刊誌の記事を写真に撮り、インターネット上に投稿したとして、警視庁は、雑誌配送アルバイト佐藤秀樹容疑者(44)=さいたま市見沼区大谷=を著作権法違反(公衆送信権の侵害)の疑いで逮捕し、8日発表した。「少しでも早く記事を見せたかった」と容疑を認めているという。

(朝日新聞デジタル「発売前の記事を撮影、ネット投稿した疑い 配送のバイト」より 2013/10/08)

現行の著作権法は、権利者が告訴しない限り刑事裁判を起こすことができない親告罪だが、今回の事件では、著作権者である文藝春秋社が告訴した。

警視庁は出版社の「文藝春秋」から告訴を受けて捜査したところ、製本された雑誌を書店などに配送する業務を行っていた会社のアルバイト従業員だった佐藤容疑者が、雑誌のこん包作業中に携帯電話で撮影し、画像投稿サイトに公開した疑いが強まったということです。

(NHKニュース「発売前に記事ネットに投稿 雑誌配送の男逮捕」より 2013/10/08)

撮影された記事はAKB48のスクープ記事だった。被害にあった週刊文春自らが公表している。

週刊文春2013年2月7日号「AKB峯岸みなみ EXILE弟分ダンサー宅にお泊まり愛!」の記事を画像化し、インターネットに流出させた疑い。

(週刊文春WEB「AKB峯岸みなみ本誌スクープ記事「ネット流出犯」逮捕!」より 2013/10/08)

現在、協議が行われているTPPでは、著作権法の非親告罪化が検討されている。もし、非親告罪化すると告訴なしで逮捕できるため、こうした事件が増える可能性もある。

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