東京拘置所の新名物「プリズン弁当」はいかが? 10月12日に「矯正展」

東京都葛飾区の東京拘置所で一般向けイベント「矯正展」が10月12日、開かれる。2012年から始まり、今回で2度目。昨年は大人気だった拘置所の食事を再現した「プリズン弁当」が、さらにメニューも増えて登場する。東京拘置所では、「イベントを通じて矯正に対する理解を深めていただければ」と開催に力を入れている。

東京拘置所(東京都葛飾区)で一般向けイベント「矯正展」が10月12日、開かれる。2012年から始まり、今回で2度目。昨年大人気だった拘置所の食事を再現した「プリズン弁当」が、さらにメニューも増えて登場する。東京拘置所では、「イベントを通じて矯正に対する理解を深めていただければ」と開催に力を入れている。

「矯正展」は全国各地の刑事施設で、受刑者の社会復帰への理解を得るために行われている。東京拘置所では2012年9月に初めて開催された。「収容されている人たちの安定した社会生活を考えた時、外部の皆様の協力がいろいろな場面で必要です。そのためにもイベントを開き、ほとんど皆様に接点がない東京拘置所へ足を運んでいただいて、ご理解いただければ」と東京拘置所の担当者はその理由を説明する。

東京拘置所では、2000人を超える収容者を抱えながら、16年にわたって改修工事を少しずつ行っていたが、2012年にようやく完成。そのお披露目もあって、9月に初の「矯正展」が開催された。午前9時半から午後3時までのイベントだったにも関わらず、予想以上の約1万1000人が来場した。

中でも人気は、東京拘置所内の食事を再現した「プリズン弁当」。今回は二種類にバリエーションも増やすほか、カレーライスも登場する。去年は行列ができるほど好評だった。

また、子供用に仕立てた刑務官の制服を着用する記念撮影会も人気。前回は建物が描かれた背景で撮影していたが、今回は昭和4年に建築された庁舎の壁を背景に撮影できるという。オープニングには、女優の藤原紀香さんがテープカットを行うほか、アテネ五輪、北京五輪の大会二連覇を達成した上野雅恵さんら、三井住友会場火災保険所属の柔道選手たちが子供たちとの「ふれあいトーク」を企画。消防車やパトカーの展示、警察犬の訓練のデモンストレーションも行われる。受刑者が製作した刑務所作業品も販売、売上の一部は犯罪被害者支援団体の活動に役立てられる。

「矯正展」は午前9時半から午後3時まで。来場の際は、「できる限り公共交通機関を使用の上、手荷物検査にご協力ください」とのことだ。

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