世界の富:米国の「抜群さ」がわかるグラフ

米国は、ある領域でほかの各国を完全に引き離している。その領域とは、非常に豊かな人々、たとえば5000万ドル以上の富を持つ人をつくりだすということだ。

米国は、ある領域でほかの各国を完全に引き離している。その領域とは、非常に豊かな人々、たとえば5000万ドル以上の富を持つ人をつくりだすということだ。

米国のうちわずか400人の「最も豊かな人々」は、下半分全体を合わせた人々よりも多くの富を持っていることは、この際、忘れておこう。

以下、クレディ・スイス銀行が発表した「グローバル・ウェルス・レポート」から、各国の「ウルトラリッチな人」の数をグラフで紹介しよう。

濃い青は、「5000万ドルから1億ドル」の資産を持つ人々の数。濃い灰色は1億ドルから5億ドルだ。同レポートによれば、5000万ドル以上の資産を持つ超富裕層(Ultra high net worth:UHNW)は世界で9万8700人いるが、その45%が米国にいるという。米国は、2位の中国を大きく引き離している。

同レポートには、「世界の富ピラミッド」も紹介されている。これによると、100万ドル以上の富を持つ人々は世界人口の0.7%だが、世界全体の富の41%を持っている。1万ドル以下の富しか持たない人々は世界人口の68.7%であり、彼らの富は世界全体の3%となっている。

[Maxwell Strachan (English) 日本語版:ガリレオ]

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