「今年の漢字」は何?ネット予想が盛り上がる

「今年の漢字」の募集が11月1日から始まる。インターネットではすでに「風」「謝」「倍」など、予想が盛り上がっている。

公益財団法人・日本漢字能力検定協会は10月25日、「今年の漢字」の募集を11月1日から始めると発表した。今年から、中国、台湾、ベトナムにも募集箱を設置するという。インターネットではすでに予想が盛り上がっており、「風」「謝」「倍」などの案が出ているようだ。

「今年の漢字」は一年を表す漢字一字を一般から募集するもので、阪神大震災が起きた1995年から始まり、今年で19回目となる。日本漢字能力検定協会は、この企画について次のように述べている。

一年を振り返り世相を表現する漢字一字を考えることで、皆様に漢字の持つ奥深い意義を再認識していただきたいと考え、1995年から毎年実施している行事です。

毎年年末に、全国からその年の世相を表す漢字一字を募集し、最も応募数の多かった漢字は12月12日の「漢字の日」にちなんで12月中旬に、日本を代表する寺「清水寺」の森清範貫主に大きく揮毫していただきます。そして京都・清水寺に奉納する儀式を行います。

この儀式により、「今年の漢字」に託された今年の世相が清められ、新年が明るい年になることを願っています。

(公益財団法人 日本漢字能力検定協会「「今年の漢字」」より。)

これまで選ばれた「今年の漢字」には、東日本大震災が発生した2011年の「絆」や、「白い恋人」や「赤福餅」などす食品の偽装や年金記録問題が発覚した2007年の「偽」、阪神タイガースが18年ぶりにリーグ優勝した2002年の「虎」、アメリカ同時多発テロ事件が起こった2001年の「戦」などがある。

以前選ばれたことがある漢字が、もう一度選ばれることもある。シドニーオリンピックで、女子フルマラソンの高橋尚子選手や女子柔道の田村亮子選手が金メダルを獲得した2000年の「金」は、金環日食や過去最多のメダルラッシュとなったロンドンオリンピックが開かれた2012年にも選ばれた。

応募は、はがきのほか、ホームページでも受け付ける。最も応募の多かった漢字は、12月12日(木)に京都府の清水寺で発表され、森清範(せいはん)貫主(かんす)が揮毫(きごう)する。

「今年の漢字」は、何が選ばれると思いますか?あなたのご意見をお寄せください。

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