山本太郎氏、天皇陛下に直訴 園遊会で手紙を手渡し 請願法違反の可能性も

秋の園遊会に出席した参院議員の山本太郎氏が10月31日、天皇陛下に直接、手紙を手渡した。国会議員が自ら天皇陛下に手紙を渡すのは極めて異例で議論を呼びそうだ。朝日新聞デジタルによると「原発事故の現状を訴えたかった」と山本議員は話しているという。
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秋の園遊会に出席した参院議員の山本太郎氏が10月31日、天皇陛下に直接、手紙を手渡した。国会議員が自ら天皇陛下に手紙を渡すのは極めて異例で議論を呼びそうだ。朝日新聞デジタルによると「原発事故の現状を訴えたかった」と山本議員は話しているという。

山本太郎参院議員(無所属)は31日、東京の赤坂御苑で同日に開かれた秋の園遊会で、天皇陛下に手紙を手渡したことを明らかにした。「原発事故での子どもたちの被曝(ひばく)や事故収束作業員の劣悪な労働環境の現状を知ってほしかった」と記者団に説明した。

(朝日新聞デジタル「山本太郎参院議員、天皇陛下に文書手渡す 秋の園遊会で」2013/10/31 17:59)

MSN産経ニュースは、山本太郎氏は「天皇陛下の政治利用には当たらない」と話していると伝えている。

また、「常識的には失礼に当たるかもしれないと思ったが、禁じられているとは聞いていなかった」と主張。その上で「陛下を政治利用したことにはあたらないが、どうレッテルを貼ってもらっても結構だ」と強調した。

(MSN産経ニュース『山本氏「原発労働者の劣悪環境知ってほしかった』2013/10/31 18:21)

また山本太郎氏自身も、記者団の取材に答える姿を動画にして公開している。

今回の山本太郎氏の行動について、菅義偉官房長官は以下のようにコメントした。

「文書はそばにいた侍従長が預かった。内容は聞いていない」と説明した。

(MSN産経ニュース「山本太郎参院議員の手紙は侍従長が預かった、と官房長官」より 2013/10/31 16:50)

田中龍作ジャーナルでは手紙の内容を被ばくの脅威を訴える物だったと伝えている。

山本太郎事務所によると山本議員が天皇陛下に手渡した手紙の内容は「子供と労働者を被ばくから救って下さるよう、お手をお貸し下さい」。まさしく平成の田中正造である。

なお、請願法第3条には「天皇に対する請願書は、内閣にこれを提出しなければならない」と定められている。もし山本太郎氏の手紙が「請願」に当たる場合には違法である可能性もネット上で指摘されている。

山本太郎の手紙の内容が請願であれば請願法第3条(天皇に対する請願書は、内閣にこれを提出しなければならない。)に反することにはなるわな

ワンダー(@yomotsusikome) 2013年10月31日 - 1:47

山本太郎が天皇陛下に手紙を手渡したことは請願法にあたるのでは⁇ まあ何と言っても無礼極まりない。

きょま(@kyomamu)2013年10月31日 - 3:37

【※】読者の皆様は山本太郎氏の行為をどのように考えますか?コメント欄にご意見をお寄せください。

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