アメリカでは、感謝祭(11月の第4木曜日)翌日の金曜日に「ブラックフライデー」セールが開催される。クリスマス商戦が開始され、毎年、顧客たちがセール商品を奪い合うこぜりあいが見られる日だ。しかし今年、ペンシルヴェニア州フィラデルフィアのショッピングセンター「フランクリン・ミルズ・モール」では、女性買い物客が、バーゲンセールの最中にけんかになった相手をスタンガンで使った事件があったと報道された。
目撃者によれば、最初は2組の男女が争いだした。男性同士と女性同士が争ったが、取っ組み合いはどんどん激しさを増し、ついにどちらかがスタンガンを取り出したという。
YouTubeに投稿されたビデオでは、スタンガンの青白い閃光が見え、ジジジという音が聞こえた後に、けんかが突然終わる。女性たちはその場を離れてそれぞれ歩き出した。目に見える大きな怪我は負っていなかったようだ。
モール経営者のツイートには、「テイザー銃」(スタンガンの一種で、電気の流れるワイヤー針を打ち込んで相手を一時的に麻痺させる)は使用されておらず、けんかはすぐに収まったと述べられていた。しかし、その他のスタンガンについての言及はなかった。
スタンガンほどではないが、アメリカの別のウォルマートではこんなシーンも撮影されている。撮影者は撮影を禁じられ、店内から追い出されたという。
一方、イギリスのブラックフライデーでも、安いテレビを巡って殴り合いが生じたと報道されている。ブリストル市クリッブス・コーズウェイのスーパーマーケット「Asda」で、ある買い物客が、60インチのテレビを2台買おうとして争いになり、複数の警備員にタックルされ、警察に連行されたのだ。以下のギャラリーでは、その様子を見ることができる。
ギャラリー7枚目からは、Asdaで買い物をした一般の顧客たちの姿が紹介されている。イギリスにはもともとブラックフライデーのセールはなかったが、Asdaを傘下に収めたウォルマートなどが導入して一般的になってきている。7割引きなどのセール製品が、数分間で売り切れるという。
「逮捕者も出たAsdaのブラックフライデーセール」
[(English) 日本語版:松田貴美子、合原弘子/ガリレオ]
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