この結果は、人類進化についての報告の中で発表されたものであり、33%のアメリカ人が「人間とその他の生物は世界の始まりから今の姿で存在していた。」と考えていることが分った。
進化論を支持すると答えたアメリカ人のうち4分の1が「全てを超越した存在が人間と生物を現在の姿にするために進化路程を導いた。」と回答した。
10人中6人のアメリカ人が「人間と他の生物は時間とともに進化した」ことを信じていると答え、そのうち半数が自然選択説(神ではなく)が進化を先導したと答えた。このことから進化論がどのように受け取られているかという点において宗教が未だに重要な役割を担っていることが伺える。
白人の福音主義プロテスタントのほとんどが進化論に否定的な傾向があり、3分の2が人間は最初から今の姿で存在していたと述べた。黒人のプロテスタントの半数も同様だった。主流プロテスタントの僅か15%が進化論に同意した。
一般市民の見解も前回ピュー研究所が2009年に行った進化に対する調査結果とほぼ変わっていなかった。ただ、この議題についての共和党支持者と民主党支持者間の差は広がっていた。現在、43%の共和党支持者と67%の民主党支持者が人類の進化論に肯定的だが、2009年の調査では54%の共和党支持者と64%の民主党支持者という結果だった。
発表された結果はピュー研究所が2013年3月21日から2013年4月8日の期間中に成人1983人の代表標本を対象に執り行った世論調査に基づいたものである。許容誤差は3パーセンテージ・ポイントである。
9月のHuffPost/YouGovの世論調査でも進化論に対する意識が問われた。その調査によれば4分1のアメリカ人が人間とその他生物は「神の手引き無しで」進化したと考えており、一方で14%が進化論を支持していないことが分った。約46%の回答者が進化は「時間とともに神の導きと共に」起こったと答えた。
ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています。
関連記事