北朝鮮の金正恩第1書記の叔母・金慶喜氏(金敬姫、朝鮮労働党書記)が、夫の張成沢・前国防委員会副委員長の処刑直後に死亡した可能性があるとの説が浮上している。
韓国紙の朝鮮日報(電子版)が1月6日、韓国政府の消息筋の話として伝えた。
まだ死亡の最終確認はとれていないというが、死因については「自殺か心臓麻痺」としている。
金慶喜氏は公式報道に登場したのは2013年10月が最後で、かねてから健康面での不安がいわれていた。12月12日に張成沢氏が処刑された直後、病気で死去した労働党幹部の葬儀委員に名を連ねたが、国葬には参列せず、12月17日の故・金正日総書記の死去2年の追悼大会にも姿を見せなかった。
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同紙は以下のように、金正恩体制が不安定化する可能性があると指摘している。
金慶喜は張成沢との不仲でアルコール中毒と鬱病に悩まされていた。実際に2011年にはロシアで、2012年にはシンガポールで治療したという説もある。
情報機関などは、叔母・金慶喜が消えれば、若い金正恩が一人残され、体制が不安定化する危険が大きいとみて注視している。
(TV朝鮮「張成沢夫人、金慶喜に死亡説」より 2014/01/06 07:03)
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