韓国軍が日本からの弾薬1万発を返還 南スーダンPKO

韓国軍は10日、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)をめぐり、日本の自衛隊から無償譲渡を受けた弾薬1万発を、国連南スーダン派遣団(UNMISS)に返還した。韓国軍関係者が明らかにした。韓国から補充で送られた弾薬が届いたためとみられる。
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韓国軍、自衛隊からの弾薬返還 国連派遣団に

韓国軍は10日、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)をめぐり、日本の自衛隊から無償譲渡を受けた弾薬1万発を、国連南スーダン派遣団(UNMISS)に返還した。韓国軍関係者が明らかにした。韓国から補充で送られた弾薬が届いたためとみられる。

韓国政府は、自衛隊からの弾薬提供について「国連派遣団に支援を要請し、派遣団を通じて支援を受けたに過ぎない」(外交省高官)との立場を取っている。今回の弾薬返還についても、政府関係者は「国連派遣団から支援されたものを国連側に返還した」と説明。日本の自衛隊との直接のやりとりではないと改めて強調した。

韓国では弾薬提供をめぐり、「集団的自衛権の行使容認や武器輸出の拡大を目指す安倍政権を手助けすることになった」との批判が野党勢力を中心に起きた。韓国政府は「万が一の事態を憂慮した予備分だ」と説明。国防省幹部も「補充分が届けば、返還する」としていた。

(朝日新聞社提供)

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