大雪警報、東京では13年ぶり 列島各地で積雪 交通などに影響も

発達した低気圧の影響で、2月8日、日本列島は広い範囲で雪が降り積もった。この雪は9日朝まで降り続き、積雪はさらに増えるおそれがあるという。気象庁は8日午前、東京23区と多摩地区に大雪警報を発表。東京23区での大雪警報は13年ぶりだという。朝日新聞デジタルが報じた。
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発達した低気圧の影響で2月8日、日本列島は広い範囲で雪が降り積もった。この雪は9日朝まで降り続き、積雪はさらに増えるおそれがあるという。気象庁は8日午前、東京23区と多摩地区に大雪警報を発表。東京23区での大雪警報は13年ぶりだという。朝日新聞デジタルが報じた。

気象庁は8日午前、東京23区と多摩地区に大雪警報を発表した。23区での大雪警報は13年ぶり。都心での積雪が8センチだった昨年1月14日を超え、16センチを記録した1998年1月15日以来の大雪になる恐れがあると、警戒を呼びかけている。

(朝日新聞デジタル「列島各地で積雪 東京23区に13年ぶりの大雪警報」より 2014/02/08 12:05)

気象庁によると、8日14時現在の積雪の深さは、

  • 埼玉県秩父 14センチ
  • 東京都 8センチ
  • 神奈川県横浜 9センチ
  • 愛知県名古屋 4センチ
  • 京都府舞鶴 7センチ
  • 香川県高松 2センチ

となっている。

また、14時55分現在、埼玉県、神奈川県、山梨県の全域、千葉県、静岡県の一部などでも大雪警報が発令されている

■交通などへの影響

交通機関にも影響が出た。日本航空は正午以降に羽田を発着するすべての国内線が欠航するなど、国内線265便を欠航した。全日空も午後3時以降、同空港を出発する国内線を全便欠航している。

東海道新幹線は始発から品川―新富士間などで速度を落として運行。午後3時09分現在、最大で110分の遅れが出ている。また、高速道路も通行止めが相次いだ。

14時20分現在、瀬戸大橋を含む、瀬戸中央道の坂出ICー早島IC間で通行止め、しまなみ街道の西瀬戸道は今治ICー大島南IC、大島北ICー生口島南IC、生口島北ICー西瀬戸尾道ICそれぞれが通行止め、明石海峡大橋を含む、神戸淡路鳴門道が淡路島南ICー神戸西IC間で通行止めとなっている。本州から四国へ通じる道路が、雪の影響で全て通行止めとなったことがTwitter上で広まった。

大学入試でも、東京の学習院大が開始時間を40分遅らせ、京都市の同志社大は全国12会場で入試開始を予定より30分遅らせ、同、立命館大学と神戸市の神戸学院大も開始時間を1時間遅らせるなどの影響が出た。

■雪で転倒するなどのケガ人も

関東6県では、埼玉県では合わせて16人がけがをするなど、歩行中に転倒する人や、車のスリップ事故が相次いでいるという。

この雪の影響で関東6県では8日午前11時現在で、車のスリップ事故や歩行中に足を滑らせて転倒するなどして合わせて44人がけがをし、このうち6人が足の骨を折るなどの大けがをしました。

埼玉県では合わせて16人がけがをし、川口市と久喜市では70歳と86歳の男性2人が滑って転倒し足の骨を折る大けがをしました。茨城県では合わせて7人がけがをし、3人が足の骨を折るなどの大けがをしました。

(NHKニュース「大雪 関東6県で44人けが」より 2014/02/08 12:18)

■気象庁は外出を控えるよう呼びかけ

東日本と東北では9日にかけて大雪になる予測で、9日正午24時間予想降雪量は、東京23区も20センチと予測されている。気象庁はなるべく外出を控えるよう呼びかけている。

日本列島は寒気に覆われており、低気圧は8日夜に伊豆諸島付近を通過し、9日に三陸沖に進む見通し。9日正午までの24時間予想降雪量は多い所で、関東北部山沿いと甲信が50センチ、神奈川・箱根と東京・多摩、埼玉・秩父が40センチ、山陰や近畿北部・中部、岐阜・静岡両県のいずれも山地が30センチ。

東京23区も20センチと予想され、気象庁はなるべく外出を控えるよう呼び掛けている。伊豆諸島は8日午後、房総半島などの関東沿岸部は8日夕から9日未明にかけて大雨となる恐れがある。

(時事ドットコム「東京23区、13年ぶり大雪警報=低気圧東進、近畿から東北大荒れ-気象庁」より 2014/02/08 13:21)

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