原田泳幸氏がベネッセ社長に 日本マクドナルド会長は続投の見通し

ベネッセホールディングス社長に、日本マクドナルドホールディングスの原田泳幸会長が就任する。原田氏とはどのような人物なのか。
時事通信社

ベネッセホールディングスは3月27日、日本マクドナルドホールディングスの原田泳幸(はらだ・えいこう)会長(65)を、会長兼社長に迎える人事を発表した。6月下旬の株主総会を経て就任する予定。また現社長の福島保氏は副会長に、福武総一朗会長は最高顧問に就くことも、同時に発表された。

原田氏は1948年(昭和23)年、長崎県佐世保生まれ。1997年にアップルの日本法人社長を経て、2004年には日本マクドナルドホールディングス社長に就任。「100円マック」をヒットさせ、経営の再建に貢献した。しかし、2013年12月期決算では2期連続で減収減益となり、2014年3月25日からは代表権のない会長職に退いていた。

一方、ベネッセホールディングスの2014年3月期決算は、高齢者向け生活ホームの入居者数は増え好調だったが、通信教育講座「進研ゼミ」や、幼児向けの教育教材「こどもちゃれんじ」の会員数が減少し、減益となった。今後は、「進研ゼミ」事業のビジネスモデルやマーケティングモデルの早急な転換などが課題とされており、今回の人事も、グループ全体の変革活動を力強く推進するためとしている。

なお原田氏は、日本マクドナルドホールディングスの会長職も続ける見通しだと報じられている。

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