「男でも女でもない」オーストラリアで"中立的な性別"を認める 最高裁が判決

オーストラリアの最高裁判所は2日、性別として男性でも女性でもない不特定という状態を認める判決を下した。
A reveller waves a rainbow flag during the Gay Pride Parade in Medellin, Antioquia department, Colombia on June 30, 2013. AFP PHOTO/Raul ARBOLEDA (Photo credit should read RAUL ARBOLEDA/AFP/Getty Images)
A reveller waves a rainbow flag during the Gay Pride Parade in Medellin, Antioquia department, Colombia on June 30, 2013. AFP PHOTO/Raul ARBOLEDA (Photo credit should read RAUL ARBOLEDA/AFP/Getty Images)
RAUL ARBOLEDA via Getty Images

オーストラリアの最高裁判所は2日、性別として男性でも女性でもない不特定という状態を認める判決を下した。

この裁判を起こしていたのは、シドニー在住のノリーさん(52)。ノリーさんは男性として生まれ、1989年に性別適合手術を受けたが、術後にホルモン剤の服用をやめ、男性でも女性でもない中立的な状態となっている。

ニューサウスウェールズ州政府が2010年にノリーさんの性別を中立的と認めたが、その後撤回。一連の訴訟に発展していた。

最高裁の判決は全会一致だった。

ノリーさんの弁護士は判決について、他の司法管轄区や州に対して説得力のある判例になると語った。[シドニー 2日 ロイター]

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