オーストラリア当局は6日、消息不明のマレーシア航空機の捜索活動で、中国とオーストラリアの船舶がインド洋の異なる場所で電子信号を探知したと発表した。同機の「ブラックボックス」が発する信号であるかどうか確認を進めている。
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不明機捜索の国際的な調整を担当するオーストラリアのヒューストン前国防軍司令官はパースで記者会見を行い、中国の巡視船「海巡01」が過去数日の間にパースの西方で電子信号を2回受信したと発表。中国の新華社は5日、巡視船が探知した信号は周波数が37.5キロヘルツで、フライトレコーダーが発するものと同じだと伝えた。
また、ブラックボックスからの信号を探知する米海軍の機器を搭載したオーストラリアの船舶「オーシャン・シールド」も、別の場所で電子信号を受信したと明らかにした。
ヒューストン氏は、不明機の場所として最も可能性が高いのが「海巡01」の活動範囲の南方部分だとし、このため同船が探知した電子信号に「大きな関心を寄せている」と述べた。
訪日したオーストラリアのアボット首相は、「海巡01」が探知した信号について、「(捜索隊は)期待を寄せているものの、確信できる状況ではない」などと話し、慎重な姿勢を示した。[シドニー/パース(オーストラリア) 6日 ロイター]
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