プーチン大統領の年収4割減か 発表ではオバマ大統領の約5分の1に

アメリカのオバマ大統領夫妻は4月11日、2013年の確定申告を公表し、年収が48万1098ドル(約4900万円)だったことを明らかにした。前年から21%の減収だった。同日、ロシア大統領府もプーチン大統領の2013年の年収を公表。プーチン氏は前年から4割近い減収となったという。
EPA時事 / AFP時事

ロシア大統領府は4月11日、プーチン大統領の2013年の年収を公表。367万ルーブル(約1050万円)だったと発表した。前年から4割近い減収となった。また同日、アメリカのオバマ大統領夫妻も、2013年の確定申告を公表し、年収が48万1098ドル(約4900万円)だったことを明らかにした。前年から21%の減収だったという。時事ドットコムなどが報じた。

オバマ氏は大統領就任1年目の2009年には、2013年の10倍以上の551万ドルもの年収を得ていた。人気の低迷が年収にも響いたのか、著書関連の収入が減ったことが減収の大きな要因だという。

年収のうち大統領としての給与は39万ドルで、前年とほとんど変わっていない。夫妻は年収の12%に当たる6万ドルを慈善団体などに寄付し、連邦政府に10万ドル、地元のイリノイ州に2万ドルを所得税として支払った。

(時事ドットコム「オバマ家年収2割減=著書関連落ち込む-米」より 2014/04/12 09:58)

一方、ロシア大統領府は11日、プーチン大統領の2013年の所得を公開し、367万ルーブル(約1050万円)だったと発表した。2012年の579万ルーブル(約1650万円)から4割近い減額となった。ロシアでは毎年、政権幹部の収入を公表しているが、その信ぴょう性は疑問視されているという。

ロシアは毎年、政権幹部の収入を公表しているが、検証手段がないため信ぴょう性は疑問視されている。景気が低迷しているため、国民の反発を考慮して減収とした可能性もある。

(47NEWS「ロシア大統領の年収4割減? 1050万円と公表」 2014/04/12 06:24)

ペスコフ大統領報道官は、今回の減収は、前年受け取っていた休日勤務分の給与を受け取らなかったことなどによるものと説明。「プーチン大統領は高給取りではないが、主要国(G8)やG20の首脳の中で、国民の人気は一番だ」と語ったという。

日本の安倍晋三首相の2013年の所得はまだ公表されていないが、2013年7月に公表された2012年分所得報告では年収3879万円だった

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