消息を絶ったマレーシア航空MH370便の捜索が6週間目を迎える中、各国の活動を調整するオーストラリア当局は13日、海底で活動するロボット「自律型無人潜水機(AUV)」を使用する時期を検討していると発表した。
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パース沖の北西では、これまでに同機のブラックボックスが発したとみられる信号を複数回にわたり探知。米海軍が信号探知のために提供した「ピンガー・ロケーター」を搭載した船舶などが捜索を行っている。
オーストラリア当局は声明で「AUVの投入に向け、海底の捜索範囲を絞り込むために船舶が捜索活動を続けている」と発表した。
乗員乗客計239人が搭乗した同機は3月8日に消息を絶った。ブラックボックスの電池寿命は30日とされており、捜索当局はAUVの投入に早急に踏み切る可能性もある。
一方、マレーシア紙ニュー・ストレーツ・タイムズは、関係筋の話として、同機の針路変更後に副操縦士が携帯電話で電話をかけようとしていた可能性があると報道。ただ同紙は、ヒシャムディン運輸相代行が「真実だとすれば、そのような情報はもっと前に把握しているはずだ」と述べたと伝えた。[シドニー/クアラルンプール 14日 ロイター]
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