マレーシア航空機失踪から7週目 アメリカの無人潜水艇投入も手掛かりなし

マレーシア航空370便が消息を絶ってから7週目を迎えたが、捜索に投入された米海軍の無人潜水艇も手掛かりをつかめないまま、まもなく活動を終了する見通しとなった。また、現場海域にはサイクロンが接近しており、捜索への影響が懸念されている。
Reuters

マレーシア航空370便が消息を絶ってから7週目を迎えたが、捜索に投入された米海軍の無人潜水艇も手掛かりをつかめないまま、まもなく活動を終了する見通しとなった。また、現場海域にはサイクロンが接近しており、捜索への影響が懸念されている。

捜索は現在、パースから西へおよそ2000キロ離れた海域の10キロ四方を中心に続けられている。各国の派遣部隊を統括する合同調整センター(JACC)によると、捜索には米海軍の無人潜水艇「ブルーフィン21」が投入され、予定捜索範囲のおよそ3分の2を調べたが、発見につながる手掛かりは得られていないという。

また同センターによると、サイクロンが南下を続けており、現場海域でも局地的に雷雨が予想され、捜索に影響を与える可能性がある。

同センターが19日時点で発表した内容によると、ブルーフィン21の捜索は1週間以内で終了する予定で、有力な手掛かりは得られそうにないことから、捜索関係者は戦略の立て直しが求められている。

[パース(オーストラリア) 20日 ロイター]

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