尖閣に安保適用明記へ きょう首脳会談、日米共同文書に
オバマ米大統領が23日夜、来日した。安倍晋三首相と24日午前、東京・元赤坂の迎賓館で首脳会談した後、共同記者会見を行う。日米は、尖閣諸島への日米安全保障条約の適用を明記する共同文書を発表する方向だ。環太平洋経済連携協定(TPP)では、お互い譲歩することで両首脳が一致しており、大筋で合意する可能性が出てきた。
安倍首相とオバマ氏は23日夜、東京・銀座のすし店「すきやばし次郎」で約1時間40分にわたって会食。北朝鮮や中国、TPPなどの話題について意見交換した。
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TPPについては、双方が譲り合い、妥協点を探ることで一致。両首脳は交渉責任者の甘利明TPP相とフロマン米通商代表部(USTR)代表に協議続行を指示した。これを受け、甘利、フロマン両氏は24日未明も都内で協議を続けた。日米が大筋合意すれば、12カ国によるTPP交渉全体に弾みがつき、大きく前進する。
(朝日新聞社提供)
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