楽天、優勝セールでの価格不正に社員18人が関与 社員の処分なし

楽天が運営するインターネット上の仮想商店街「楽天市場」の一部の店舗で、商品の価格をあらかじめ水増ししたうえで、セールなどと称して大幅に割り引いたようにみせかけて販売していた問題で、会社側は、楽天の社員18人が価格の水増しを店舗に提案していたことを明らかにした。
時事通信社

楽天は4月25日、昨年のプロ野球東北楽天の日本シリーズ優勝セールで、インターネット仮想商店街「楽天市場」の一部店舗が価格の不当表示をしていた問題で、 会社側は、楽天の社員18人が価格の水増しを店舗に提案していたことを明らかにした。商品の価格をあらかじめ水増ししたうえで、セールなどと称して大幅に割り引いたようにみせかけて販売していた 。テレ朝ニュースなどが伝えた。

二重価格の表示は28店舗で、営業成績を上げるために不当に引き上げたとみられます。楽天は担当役員4人を減俸処分としますが、社員の処分は行わないとしています。楽天市場では去年、秋のプロ野球日本一の記念セールで、出店者側が不当に通常価格を引き上げる問題が発覚していました。

(テレ朝ニュース「楽天セールの“二重価格表示” 現役社員18人が指示」より 2014/04/25 17:50)

楽天社内には、売り上げアップを過剰に競わせる風土があったという。

水増しを提案した理由についてこれらの社員の一部は、「店舗の販売実績が上がれば、自分の実績が上がるため」だと説明しているということです。

楽天は組織的な指示があったことを示す事実は確認できなかったとしていますが、社内に売り上げ向上を過剰に競わせる風土があったとしています。

(NHKニュース「楽天 価格水増しで割り引く 社員が提案」より 2014/04/25 18:52)

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