サッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会で、日本人で初めて開幕戦の主審を務めた西村雄一さん(42)が、20日に行われる試合で主審を支援する「第4の審判員」を務めることになった。国際サッカー連盟(FIFA)が6月18日、20日に行われる3試合の審判団を発表し、明らかになった。NHKニュースなどが報じた。
西村氏はブラジル南部のクリチーバで行われるグループEのホンジュラス対エクアドルの試合で、主審を支援する「第4の審判員」に決まりました。
主審はオーストラリアのベンジャミン・ウィリアムス氏で、この試合では日本の相樂亨氏も予備の副審になっています。
(NHKニュース『西村氏 20日の試合で「第4の審判員」』より 2014/06/19 08:54)
サッカー競技規則によると、「第4の審判員」とは、ピッチ上の主審と副審の3人の審判員を補助する役割を担う。3人のいずれかが職務を続けることができなくなった際には代わって審判を務め、ボール交換の管理を担当する。また、主審や副審の見えないところで乱暴なプレーが起きた時は、主審に合図したりする。
■西村さん、空港で威圧される クロアチアのファンと報道
西村さんは、主審を務めた開幕戦でブラジルに決勝点となるPKを与えたが、これが微妙な判定だったとして議論を呼んでいる。地元紙エストラ(電子版)などは、その西村さんが、敗れたクロアチアのサポーターから脅迫的な行為を受けたと報じた。
開幕戦翌日の13日にリオデジャネイロの空港で、西村主審の存在に気付いたクロアチアのサポーター6人が首を絞めるようなジェスチャーを繰り返した。その場にいたボランティアが同主審を囲む形で車まで送り、事なきを得たという。
(47NEWS「西村主審に脅迫的行為、開幕戦後 クロアチアのファンと報道」より 2014/06/19 08:08)