484職種の「報酬とやりがい」がわかるグラフ

ファッションデザイナーという仕事は魅力的なように思えるが、この業界で働く人たちは、ファストフードの調理人と同じくらいしか、自分の仕事に意義を見出していないようだ。これは、PayScale社が6月24日(米国時間)に発表した最新の調査結果で明らかになったことだ。

ファッションデザイナーという仕事は魅力的なように思えるが、この業界で働く人たちは、ファストフードの調理人と同じくらいしか、自分の仕事に意義を見出していないようだ。これは、PayScale社が6月24日(米国時間)に発表した最新の調査結果で明らかになったことだ。

報酬調査を手がける同社は、484種類の仕事に就いている労働者を対象に、給与、仕事に対する満足度、仕事の意義(自分の仕事が、「世界をより良いものにしている」と感じられるかどうか)、ストレス度などを調査した。

調査結果をわかりやすく見せるため、PayScale社はインタラクティブなグラフ(下の図)を作成した。このグラフは、各職業で得られる報酬の中央値と、その職業に従事する人たちの中で「仕事に大きな意義を感じている」と回答した人の割合の関係を示している。それぞれの円の大きさは、その仕事に対する満足度を表している。また、業界、教育水準、経験度別に、調査結果を調べられるようにもなっている。

グラフでおわかりのように、麻酔専門医(Anesthesiologists)や外科医(Surgeons)はどちらも報酬が高く、同時に自分たちは世の中を良くしていると考えている。だが、こうした相関関係は決して絶対的なものではなく、報酬が低くても仕事に意義を感じている職業の人たちもいる。

たとえば聖職者は、報酬の中央値が4万5400ドルとそれほど多くはないが、彼らの97%が仕事に大きな意義を感じており、この割合は他のどの労働者よりも多い。ミュージシャンも、ほとんどの人が仕事に高い満足度を感じており、満足度の割合は他のどの仕事よりも高かったが、彼らの報酬の中央値は4万9800ドルだ。

今回の調査結果は、「お金は幸せをもたらすが、それはある程度までの話だ」とする過去のさまざまな調査と一致している。

スライドショーでは、2013年8月にPayScale社が発表した調査結果(日本語版記事)「やりがいのない仕事ワースト10」を紹介している。

[Kevin Short(English) 日本語版:佐藤卓/ガリレオ]

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