石破茂幹事長「他の発言者も名乗りを」 セクハラやじ問題を幕引きにしない考え

東京都議会におけるセクハラやじ発言について、石破茂幹事長は鈴木章浩都議以外の発言者も名乗り出るよう求めた。
時事通信社

東京都議会におけるセクハラやじ発言について、自民党の石破茂幹事長は6月28日、「政治家としての潔さが必要だ。自発的に名乗り出ることが求められる」として、鈴木章浩都議以外の発言者も名乗り出るよう求めた。47NEWSなどが報じた。

都議会で「別の発言者」に名乗り出るよう要求する決議案が最大会派の自民党などによって否決されたことを念頭に「これで幕引きではない」と強調した。同時に「次の選挙で審判を受けることになる。今の状況では、自民党は国民や都民から評価されていない」と厳しい認識を示した。

(47NEWS『石破氏「他の発言者も名乗りを」 セクハラやじ問題』より 2014/06/28 17:51)

問題となったセクハラやじは、朝日新聞などの音声解析により、複数の都議からの発言であったことが判明している。また、やじの内容についても、鈴木議員の「早く結婚した方がいいんじゃないか」というやじの他、「自分が産んでから」「いやー、先生の努力次第」「やる気があればできる」などの発言も判明していた。

石破氏は21日に出演したテレビ番組でも、「誰であれ『自分でした』と言っておわびすべきだ。仮にわが党であったとすれば、党としておわびをしなければいけない。大変申し訳ない」と述べている。

また27日には自身のブログでも、2013年の東京都議選で自民党公認候補が全員当選したことを取り上げて「都民の期待に背く結果となってしまったことに対し、あの選挙でほとんどの候補のところを廻ってお願いした者として、また党全体の責任者として深くお詫び申し上げます」と書いていた。

ブログでは政治家としてのダメージコントロールのあり方にもふれ、次のように続けている。

発言自体はしてしまった以上どうにもならないのですが、その後の対応に「潔さ」が感じられれば良かったのに、と思うのです。もちろん自分が他人を批判できるほど立派な人間だとは全く思いませんが。

件の女性都議についてもその後あれこれ報道がなされていますが、相手がどうであれ、発言そのものが全く不適切であったのですから、いずれにせよマスコミに取り上げられた以降の展開について、ダメージコントロールのあり方としては不十分であったことを痛感致しております。

(石破茂氏ブログ「都議発言、滋賀県知事選など」より 2014/06/27)

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