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2014年07月02日 15時27分 JST | 更新 2014年07月02日 15時28分 JST

ISISは戦闘資金を調達するために年次活動報告書を発表している

活動をジハード(いわゆる「聖戦」)と位置づけるISISは2012年以来、イラク国内で行っている武装活動に関して、まるで企業さながらの年次報告書を発表してきた。

ISIS年次報告書の表紙

イラク侵攻を続けるイスラム過激派武装組織「イラクとシリア(シャーム)のイスラム国家(ISIS)」(別名ISIL)は、6月10日にイラク北部モースルを掌握(日本語版記事)。その後もいくつかの都市を制圧(日本語版記事)し、29日には、シリア北部からイラク中部にまたがる「イスラム国」の樹立を宣言した

名称を「イスラム国」と改めたISISは、アルカイダなど他のイスラム組織に従属を求めている(アルカイダの指導者はISISを、地元住民を残酷に攻撃するなど、過激すぎるとして批判してきた)。

活動をジハード(いわゆる「聖戦」)と位置づけるISISは2012年以来、イラク国内で行っている武装活動に関して、まるで企業さながらの年次報告書を発表してきた。2014年3月31日に発表された最新の報告書「al Naba」は、2012年11月から2013年11月までの活動を400ページにまとめた内容となっている(スンニ派世界から戦闘資金を集めるための説明資料として使われていると見られる)。

同報告の数字からは、爆撃、暗殺、検問所設置、離反者の処刑などを通じて、ISISがイラク国内での支配拡大を図る活動の進展具合が読み取れる。

アメリカの外交政策シンクタンク「Institute for the Study of War」(ISW)は、ISIS最新報告書の分析(英文PDF)を発表している。その内容を紹介していこう。

[Sara C Nelson(English) 日本語版:遠藤康子、合原弘子/ガリレオ]

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