【マレーシア航空機墜落】ミサイルの映像公開  ウクライナ「撃墜後ロシアに移送」と非難

マレーシア航空機がウクライナ東部上空で撃墜されたとみられる事件で、ウクライナ内務省は、使用された可能性のある地対空ミサイル「BUK」(ブク)一式を、親ロシア派がトレーラーに載せてロシア領に向けて運搬しているのを確認したと発表、映像と写真をホームページで公開した

マレーシア航空機がウクライナ東部上空で撃墜されたとみられる事件で、ウクライナ内務省は7月18日、使用された可能性のある地対空ミサイル「BUK」(ブク)一式を、親ロシア派がトレーラーに載せてロシア領に向けて運搬しているのを確認したと発表、映像と写真をホームページで公開した。47NEWSなどが報じた。

アバコフ内相は「分析を続けているが、恐らくマレーシア航空機を撃墜したブクとみられる」と主張、「恐ろしい犯罪の痕跡を隠そうとしている」と述べ、親ロシア派武装勢力が撃墜の証拠隠滅を図っていると批判した。

映像は18日午前4時50分ごろ、ウクライナ東部ルガンスク州のクラスノドンを通ってロシア国境方面に向かう車両をとらえた。

(47NEWS「ミサイルをロシアに移送か 証拠隠滅とウクライナ」より 2014/07/19 09:55)

4本のミサイルのうち1本がなくなっており、アバコフ内相は「これがマレーシア機を撃墜したブクだ」と主張しているという。

これに対して、ロシア側は武器は持ち込まれていないと反論している。

ロシア国営ノーボスチ通信によると、ロシア国防省は「いかなる武器も持ち込まれていない。ひそかに国境を越えることも不可能だ」と反論している。

これに対し、ウクライナ保安局(SBU)は18日、親ロシア派武装勢力の戦闘員とロシア軍参謀本部情報総局(GRU)の要員らとの間のものとする通信内容を動画サイト「ユーチューブ」で公表した。動画によると、今回、使われたとみられるBUKやそれを操作するための要員は、マレーシア航空機が撃墜された17日、未明のうちにロシアから国境を越えて親ロシア派地域に入ってきたという。

(朝日新聞デジタル「マレー機撃墜に使用? ミサイルの写真公開 ウクライナ」より 2014/07/19 13:09)

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