セクハラやじの鈴木章浩都議に、不自然な資金の動き

女性都議へのセクハラ野次で自民党会派を離脱した鈴木章浩都議が、2010年から毎年、年末に数百万円を自らが代表を務める政党支部へ寄付し、その資金が数日間ですべて使い切られるという不自然な資金の動きがあったことが分かった。
時事通信社

女性都議へのセクハラやじで自民党会派を離脱した鈴木章浩都議が、2010年から毎年、年末に数百万円を自らが代表を務める政党支部へ寄付し、その資金が数日間ですべて使い切られるという不自然な資金の動きがあったことが分かった。MSN産経ニュースなどが報じた。

収支報告書によると、鈴木都議が代表を務める自民党東京都大田区第二十一支部では、24年12月28日に都議自身が約750万円を寄付。23年12月30日には約325万円、22年12月30日には約305万円を寄付しているが、いずれの年も翌年への繰越金はなく、大みそかまでの2~4日で全額を支出した形になっている。

(MSN産経ニュース「セクハラやじの鈴木都議側、年末に不自然な資金操作 数百万円寄付→数日で支出」より 2014/07/31 06:00)

鈴木氏は「毎月、2人の秘書がおりまして、事務所費を入れると40万円以上かかっている状況。前もって寄付をしていれば、今回みたいな年末にまとめて帳尻合わせみたいな形にはならなかったのかなと」と話していたという。

また2012年分の収支報告書では「組織活動費」の名目で支出された約1700万円の全額が、支払先の記載義務が無い1件5万円未満の支出となっていたという。

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