イスラエルとハマスが人道的停戦に合意、8月1日から72時間
[ワシントン/エルサレム/ニューデリー 1日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザで衝突を続けるイスラエルとイスラム原理主義組織ハマスが、72時間の人道的停戦に合意した。8月1日から実施されるという。ケリー米国務長官と国連の潘基文事務総長が31日、明らかにした。
停戦は現地時間の8月1日午前8時に発効。ケリー長官と潘事務総長による共同声明では、「部隊はその場にとどまる」としており、イスラエル軍がガザから撤退しないことを示唆している。
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また、声明は「暴力からの一時的な救済を一般市民にもたらすために、この停戦は不可欠だ」と強調した。
ハマスの報道官はロイターに対し、国連の要請や現場の人々の状況を踏まえ、イスラエル側が合意を守る限り停戦に応じることを決めたと明らかにした。パレスチナ側の全ての勢力がこの件に関して見解が一致しているとした。
イスラエルの首相官邸の当局者からも、3日間の停戦受け入れの確認が取れている。
ケリー長官は、双方が妥協点を見いだせるよう最善を尽くすことが肝心だと指摘。
同長官によると、エジプトの外相がカイロで「真剣な」交渉を実施するため当事者を招き、米国側からも協議に代表団を派遣する計画。
ケリー長官は、24時間以上の停戦が実現することに歓迎の意を示す一方、「この機会を生かせるかは当事者次第」とも述べた。
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国務省高官はガザに関する協議が、早ければ1日に始まる可能性があるとの見方を示した。パレスチナ自治政府のアッバス議長はカイロへの派遣団を指名するが、協議には参加しない。
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