「カツオノカンムリ」美しき海洋生物が、風に吹かれてカリフォルニアの砂浜へ (画像)

カツオノカンムリという海洋生物の名前を聞いたことがあるだろうか? その姿があまりに素敵だから、英語では反復する名前がつけられたのだろうか?

カツオノカンムリ (英名: Velella velella) という海洋生物の名前を聞いたことがあるだろうか? その姿があまりに素敵だから、英語では反復する名前がつけられたのだろうか?

クラゲのような無脊椎動物は、太平洋の船員にとっては当たり前の光景であるが、カツオノカンムリ (生物学上、属と種が同じ名称を持つ) が、生きたまま海岸に打ち上げられることは稀である。しかし、最近カリフォルニア中央部の砂浜で小さなカツオノカンムリが大量に発見されるケースが増えており、多くの人々は、浜辺に打ち上げられた海洋生物を見て驚きの声を上げている。

「8年ぶりくらいですね。カツオノカンムリを見るのは」と、海洋生物学者でホエールウォッチングの団体「モンタレー・ベイ・ホエール・ウォッチ」のオーナーであるナンシー・ブラックは、サンノゼ・マーキュリー・ニュースに語った。「なぜ今姿を現したのか、よくわかりません」。

この光景は、#WildlifeWednesdayのサイトで、By-the Wind SaliorsかVelella velellaで検索して見ることができる。

別名「by-the-wind sailor (風に乗った船乗り)」としても知られるカツオノカンムリは、暖かい水面を浮遊し、プランクトンのような小魚を常食としている。ミシガン大学の動物学博物館が指摘するように、カツオノカンムリが属するヒドロ虫は、海の沖合で固着する形で誕生する。世代交代によりクラゲ型になり、文字通り風に乗って海岸に運ばれ、、浜辺でその生命を終える。

7月、数千体のカツオノカンムリが打ち上げられてから、サンフランシスコ近郊の海水浴客は、ソーシャル・メディア上で浜辺に打ち上げられた光景の写真を共有している。

モンタレー・ベイ水族館研究所のカツオノカンムリ数百体が浜辺に!

別のお気に入りブリッジにあるクールな写真: このカツオノカンムリは浜辺中をクルージングしている。

もっと多くの海洋生物が、ここサンフランシスコの浜辺に上陸している。

これらの生物が何と呼ばれているか、誰か知っていますか______?

この時期にカツオノカンムリが打ち上げられることは珍しい。通常は春に誕生し、海外線に向けて浮遊する。しかし、専門家は何も心配することはないと言っている。

「ちょっと異例なことではあります」と、カリフォルニア・アカデミー・オブ・サイエンスの無脊椎動物学および地質学の責任者であるリッチ・ムーイは、ロサンゼルス・タイムスに語った。しかし、カツオノカンムリが遅れて到来したからといって、海で大きな問題が発生することにはならないと彼は付け加えた。

そのかわり、別名の通り、カツオノカンムリは、天候に翻弄されやすい。

「カツオノカンムリは、風が吹く方向へ動くんです」と、スタンフォード大学のホプキンス海洋研究所の講師であるジム・ワタナベは、サンフランシスコのニュースサイトSFゲートに語った。

English Translated by Gengo

リュウグウノツカイ画像集

ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています

注目記事