20代の朝食、「ご飯」派が増加 その理由は

朝食に「ご飯」を食べる20代が増えている。
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20代は朝食で「ご飯」を食べる人の割合が多いことが、全国農業協同組合中央会(JA全中)が7月31日に発表した調査で明らかになった。「腹持ちがいい」ことを理由としてあげる人が多かった。

調査は6月に、20代〜60代の男女1000人を対象にインターネットで実施したもの。

朝食を「食べる」とした人のうち、最もよく食べるものとしては、50%が「パン」、39%が「ごはん(お米)」と回答したが、年代別に見ると20代は59.9%が「ごはん(お米)」と回答し、「パン」と答えた人の割合(34.5%)を上回った。「パン」と答えた人が最も多かったのは60代で、59.9%だった。

朝食に「ごはん(お米)」を選ぶ理由としては、62%が「腹持ちがいいから」と回答する一方、「パン」を選んだ人の92%は「手軽に食べられるから」と回答した。

一方で、朝食に「パン」を選んでいる人は「ごはん」を選ぶ人よりも多いというデータもある。

農林中金が3月に、東京近郊の20代の男女400人に対して行った調査によると、普段、朝食で食べているものを複数選んでもらったところ、「ごはん」と回答した人が55.4%に対し、「パン」と回答した人は73.4%とごはんよりも多かった。

農林中金「現代の独身 20 代の食生活・食の安全への意識」2014年実施

しかし、2008年に実施した調査と比較すると、「ごはん」は44.9%から10ポイント以上増えており、新たにごはんを選ぶ人が多くなっていることがわかる。特に「単身」の人が30.4%から45.0%に増加している。「パン」は72.7%から0.7ポイントの増加に留まった。

農林中金「現代の独身 20 代の食生活・食の安全への意識」2008年実施

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