エボラ出血熱、WHOが試験段階の治療薬利用に向けて検討へ

世界保健機関(WHO)は6日、西アフリカで感染が拡大しているエボラ出血熱の試験段階にある治療薬の利用を検討するため、来週初めに、医学倫理の専門家による会合を開くと発表した。
Reuters

エボラ試験段階の治療薬利用、WHOが会合開催へ

[ジュネーブ 6日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は6日、西アフリカで感染が拡大しているエボラ出血熱の試験段階にある治療薬の利用を検討するため、来週初めに、医学倫理の専門家による会合を開くと発表した。

WHO事務局長補のマリー・ポール・キーニー氏は声明で「感染拡大による非常事態に直面しており、致死率の高い疾患に対し、効果が確認された治療法が確立されていない事態となっている」と指摘。

「WHOとしてどのように責任を果たせるのか、医療倫理の専門家に諮問する必要がある」とした。

WHOはこの日、エボラ出血熱による死者数が932人に達したと発表。感染が確認、あるいは疑われるケースは4日までに1711人に増加したとしている。

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