もしも東京と大阪に広島型の原爆が落とされたら【地図】

もしも東京駅に広島型原爆や、人類史上最大の水爆「ツァーリ・ボンバ」が投下されたら、どの範囲にまで影響が及ぶのか。地図に描いた。
Neale Cousland via Getty Images

1945年8月6日。人類史上初めてとなる核兵器、「リトルボーイ」と名付けられた原子爆弾が、広島に投下された。

あれから69年、もしも東京駅に広島型原爆が投下されたら、どの範囲にまで影響が及ぶのか。ネブラスカ大学の資料をもとに、Googleマップに描いた

北は神田あたり、南は東銀座の周辺まで完全に破壊される(黒塗り)。それより少し広い範囲が深刻な放射線被害が及ぶ地域(赤塗り)だ。建物が倒壊、もしくは燃える範囲は赤色線で描かれた半径3.5kmで、東は木場、西は四谷、北は上野、南は浜松町にまで及ぶ。爆風で窓が割れる範囲は黄色線で描かれた半径7.4km。品川、新宿、南千住、東大島あたりまでこの範囲に入る。

大阪の南北の繁華街を結ぶ、心斎橋駅付近に投下された場合も制作した

では、旧ソ連が冷戦中に開発し、1961年に実験を行った人類史上最大の水素爆弾「AN602」、通称「ツァーリ・ボンバ」が落とされたら……。核兵器の恐怖が、マッピングで改めて浮き彫りになる。

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