五山の送り火、京都市で猛烈な雨も「実施予定」 近畿各地で大雨

停滞した前線の影響で大気の状態が不安定となり、近畿地方各地では16日朝から局地的に非常に激しい雨が降った。雨は17日にかけて断続的に降り続く見通しだという。
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停滞した前線の影響で大気の状態が不安定となり、近畿地方各地では16日朝から局地的に非常に激しい雨が降った。雨は17日にかけて断続的に降り続く見通しだという。京都市では1時間で87.5ミリの猛烈な雨が降ったが、京都市観光協会によると16日午後8時から行われる予定の「五山の送り火」は実施に向けて準備を進めているという。朝日新聞デジタルなどが報じた。

気象庁によると、京都市では16日午後0時46分までの1時間で87・5ミリの猛烈な雨が降った。ほかの場所でも1時間で50ミリを超える非常に激しい雨が降り、兵庫県三田市では66ミリで観測史上最大を記録。大阪府能勢町では60ミリ、滋賀県米原市では57・5ミリといずれも8月の観測史上最大を記録した。気象庁は16日午前6時からの24時間雨量について、多いところで150ミリと予想している。

(朝日新聞デジタル「近畿各地、局地的な大雨 高速通行止め・電車にも影響」より 2014/08/16 13:36)

第96回全国高校野球選手権大会が開催されている阪急甲子園球場でも雷雨にみまわれ、第2試合の城北(熊本)と東海大望洋(千葉)の試合が午前10時51分から11時9分までの18分間中断した。

MSN産経ニュースによると、京都市下京区にある雨量計が同日午後0時半頃に規制値である1時間当たり60ミリを超えたため、東海道新幹線が米原〜新大阪間の上下線で一時運転を見合わせ、6分後に再開した。京都御苑前の丸太町通が冠水し一時通行止めになったという。

■各地の大雨被害の様子

Twitterには京都市内を中心に道路や線路が冠水している様子が投稿されている。

■京都夏の風物詩、五山の送り火は実施予定

8月16日は、京都の恒例行事「五山の送り火」が行われる日だ。2014年は午後8時から実施される予定だが、京都市観光協会のFacebookページによると、午後5時40分現在、実施に向けて準備を進めているという。

Twitterでは、荒天でも五山の送り火は実施されるのか心配する声や、五山の送り火の鑑賞スポットとしても知られる鴨川の納涼床(地元では「床」と呼ばれているが、雨の際は床に上がることはできず屋内で食事をすることになる)を懸念する声もあがっていた。

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