マイケル・ジャクソンの最新アルバム『XSCAPE』に収録されている、「ア・プレイス・ウィズ・ノー・ネーム(A Place With No Name)」のミュージックビデオ(MV)が8月15日、YouTubeで公開された。14日にマイケル・ジャクソンの公式Twitterアカウント(@michaeljackson)にて先行公開されていたものだ。
「ア・プレイス・ウィズ・ノー・ネーム」はもともと「アメリカ」というバンドが1972年に放った全米ナンバーワン・ヒット曲「名前のない馬(A Horse With No Name)」を、マイケルのボーカルによってリメイクしたもの。オリジナルのバージョンでは、砂漠の中を名前のない馬に乗って旅することが、人生にたとえられていた。
マイケルが「ア・プレイス・ウィズ・ノー・ネーム」で表現した内容を、Sony Musicは次のように紹介している。
ビデオの監督を務めたのは、ニルヴァーナの「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」やマリリン・マンソン「ロック・イズ・デッド」、レニー・クラヴィッツ「ブラック・ヴェルヴェティーン」などで知られるサミュエル・ベイヤー。砂漠の真ん中で車が故障してしまった男性が、神秘的な女性によって不安や恐れのないユートピアに誘(いざな)われる物語で、「曲のストーリーを映像で語っていく」という、生前のマイケルのショートフィルムのコンセプトに準じたものになっている。
特筆すべきは、このビデオには、著名な写真家ハーブ・リッツが監督し、ナオミ・キャンベルと共演した1992年の楽曲 「イン・ザ・クローゼット」のショートフィルム(https://www.youtube.com/watch?v=4qLY0vbrT8Q)のアウトテイクやビハインド・シーンの映像も含まれていることだ。これらの映像は、1992年以来、20年以上未発表のまま門外不出になっていたもので、要注目の映像となっている。
(Sony Music「マイケル・ジャクソン、未発表映像を含む最新ミュージック・ビデオ公開!」より 2014/08/15)
オリジナルを歌ったアメリカのデュイー・バネルとジェリー・ベックリーは、「マイケル・ジャクソンにレコーディングしてもらえたなんて光栄だよ。トラックのクオリティも素晴らしい。マイケルは本当に曲の良さを十分に引き出してくれた…本当に感動だ」とコメントしているという。
なお、マイケル・ジャクソンは2009年に死亡したが、2014年5月には未公開音源などを含めた没後2枚目のアルバム「XSCAPE」がリリースされた。「XSCAPE」に含まれる曲の動画は「ア・プレイス・ウィズ・ノー・ネーム」の他にも「ラヴ・ネバー・フェルト・ソー・グッド(Love Never Felt So Good)」や「スレイヴ・トゥ・ザ・リズム(Slave To The Rhythm)」などが公開されている。
Love Never Felt So Good
Slave To The Rhythm
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