[ベイルート 17日 ロイター] - 内戦が続くシリアで17日、政府軍がイスラム教スンニ派過激派組織「イスラム国」を標的とする空爆を同国東部ラッカ周辺で実施した。
「シリア人権監視団」によると、この空爆でイスラム国の戦闘員少なくとも31人が死亡し、数十人の負傷者が出たという。
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シリア軍は今夏までイスラム国に対する作戦を行ってこなかった。このため、同組織の台頭を許し、欧米が支援してきた穏健派の反政府勢力の勢いが弱まっていた。
シリアのアサド大統領はこれまで、内戦が外国の支援を受ける過激派の謀略だとしてきたが、イスラム国が今月になって、隣国イラクで得た武器でシリア国内での活動を活発化させたことから、シリア軍は空爆などの作戦を開始した。
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