乙武氏らが公開「氷水」かぶり 難病支援願う
作家でタレントの乙武洋匡氏が21日、東京タワー正面玄関でALS(筋萎縮性側索硬化症)と呼ばれる難病の認知度向上を目指すチャリティー活動『アイスバケツチャレンジ』を行った。
乙武氏は、「僕も多くの方に病気のことを知ってもらいたい」と趣旨に賛同し、「早く治療法が見つかることを心から願っています。お願いします!」と覚悟を決めると、野球解説者の古田敦也氏に頭から氷水が入ったバケツをかけられ、びしょ濡れに。また、古田氏も自ら頭に氷水をかけた。
同チャレンジは、挑戦に指名された者が24時間以内に“氷水”をかぶるか、100ドル寄付するかを選択するという仕組みで、ミッションクリア後には次なる挑戦者3人を指名。海外では映画スターなどが参加し、日本でも歌手の浜崎あゆみ、AKB48の総合プロデューサー・秋元康氏とAKB48の渡辺麻友が頭から氷水をかぶる映像を公開し、話題を集めている。ちなみに、乙武氏は、次の3人に楽天代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏、俳優の伊勢谷友介、綾小路翔を指名。三木谷氏は同イベントでミッションをクリアした。
この日は、一般財団法人「ジャスト・ギビング・ジャパン」とALSの支援に取り組む一般財団法人「END ALS」が、啓発・支援活動を日本でも広めるために実施され、参加者は全員寄付を行った上でチャレンジを行った。
そのほか、ジャスト・ギビング・ジャパン代表理事の佐藤大吾氏、ソニー・デジタルエンタテインメント・サービス代表取締役社長兼CEOの福田淳氏、マッキャン・ワールドグループホールディングス代表取締役社長兼CEOの片木康行氏、モメンタム ジャパン代表取締役会長の並木博氏、空手家・格闘家のニコラス・ペタス、女優の小山内あやらが挑戦したほか、END ALSの創設者・藤田正裕氏も出席した。
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こういうチャレンジはふざけていると揶揄されがちですが、その影で病気を発症される方が毎年12万人います。ALSは治療方法も見つかっておらず、看病されているご家族も苦しいかと思います。こういうチャリティが流行ることで寄付に繋がり、一刻もはやく治療方法がみつかることを願います。#ALS
— 三木谷浩史 H. Mikitani (@hmikitani) 2014, 8月 20
僕も父親を難しい病気で亡くしました。治療方法を探したり看病したので、患者さんやご家族の気持ちが少しわかります。なので、これが、一瞬の流行だけで終わらないように、寄り添う気持ちで参加させて頂きたいと思います。#ALS
— 三木谷浩史 H. Mikitani (@hmikitani) 2014, 8月 20