代々木ゼミナール、校舎の7割を閉鎖し7拠点に集約へ 少子化の影響か

大手予備校の代々木ゼミナール(学校法人・高宮学園)が2015年春に、全国17都道府県で展開する29校舎のうち、7割にあたる約20校舎を閉鎖し7校舎に集約する方針を固めた。閉鎖する校舎では来春以降の生徒を募集しないという。
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大手予備校の代々木ゼミナール(学校法人・高宮学園)が2015年春に、全国17都道府県で展開する29校舎のうち、7割にあたる約20校舎を閉鎖し7校舎に集約する方針を固めた。閉鎖する校舎では来春以降の生徒を募集しないという。朝日新聞デジタルなどが報じた。

関係者によると、20日に法人の各部署で高宮英郎理事長名で方針が伝えられたという。

閉鎖対象は仙台、大宮、横浜、京都、神戸、小倉、熊本など。東京の本部校、札幌、新潟、名古屋、大阪南、福岡の各校と芸術大受験専門の造形学校(東京)は残す。代ゼミ広報企画部は「校舎の集約は決定事項だ」と説明している。

(朝日新聞デジタル「代ゼミ、校舎の7割閉鎖へ 少子化で来春にも」より 2014/08/23 11:54)

代ゼミが設立されたのは1957年。2008年には本部のある東京・代々木に26階建ての「代ゼミタワー」を建設した。2009年〜2010年に中学受験などで実績があるSAPIXの小学部と中学部をグループ化した。

一方で、少子化の影響で大学志願者数は年々減少。予備校や塾の受験産業も、大きな転換点に立たされている。

大学志願者数は、18歳人口が205万人となった1992年に92万人とピークを迎え、その後年々減少。2012年には66万人になり、20年で26万人も減った。今春入試では4年制私立大の46%が定員割れするなど厳しい状況が続いている。

(毎日新聞「代ゼミ:25校舎整理で7拠点に集約へ 少子化に伴い」より 2014/08/23 11:48)

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