【地震情報】前橋市内で土砂崩れ、関東北部で震度5弱 余震の可能性も

9月16日午後0時28分ごろ、茨城県南部を震源とする強い地震があった。栃木県南部と群馬県南部、それに埼玉県北部で震度5弱を記録、都心など関東地方の広い地域で震度3以上となった。

9月16日午後0時28分ごろ、茨城県南部を震源とする強い地震があった。栃木県南部と群馬県南部、それに埼玉県北部で震度5弱を記録、都心など関東地方の広い地域で震度3以上となった。震源の深さは約50km、マグニチュード5.6と推定されている。津波の心配はない。

日本気象協会が掲載した各地の震度

気象庁の発表によると、震度5弱を記録した市町村は以下の通り。

<栃木県>

佐野市、下野市

<群馬県>

前橋市、伊勢崎市、太田市、みどり市、千代田町、大泉町、邑楽町

<埼玉県>

熊谷市、加須市、本庄市、深谷市、久喜市、美里町

この地震によって、前橋市内で土砂崩れが発生したほか、群馬県内で負傷者が出ている。朝日新聞デジタルが、各地の被害を次のように報じている。

各地の消防によると、16日午後1時現在、群馬県桐生市で50代男性が落ちてきた照明器具でけがをし、同県太田市では30代女性が転倒してけがをした。前橋市では崖崩れが起きた。各地で新幹線が一時停止するなど、交通に影響が出た。津波はなく、運転停止中の日本原子力発電東海第二原発(茨城県東海村)に異常はなかった。

(朝日新聞デジタル「栃木・群馬・埼玉で震度5弱 津波の心配なし」より 2014/09/16 12:46)

■地震の専門家「余震が発生する可能性」

茨城県南部の地下はプレートの関係で地震が起こりやすい地域だという。NHKニュースでは「半日から1日程度は震度4程度の揺れを感じる余震が発生するおそれ」があると、東京大学地震研究所の平田直教授のコメントを伝えている。

東京大学地震研究所の平田直教授は、「茨城県南部の地下では陸側のプレートの下に海側の2つのプレートが沈み込んでいるため、ひずみがたまりやすく地震が起きやすい地域だ。さらに3年半前の巨大地震の後から地震活動が活発になっていて、比較的規模の大きい地震も繰り返し起きている。このあとも少なくとも半日から1日程度は震度4程度の揺れを感じる余震が発生するおそれがあり、建物や家具の状態を確認するなど注意を続けてほしい」と話しています。

(NHKニュース「関東地方で震度5弱」より 2014/09/16 13:06)

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