[東京 30日 ロイター] - ローソン
ローソンは10月末に丸の内キャピタルから成城石井の全株式を譲り受ける。成城石井の店名や体制は変更しない。負債を含む買収価格は約550億円。ローソンは、手元資金と銀行借入れでまかなう予定。
成城石井は、独自開発した総菜や輸入食料品を多く扱う高級スーパー。関東を中心に120店舗(9月時点)を展開している。2013年12月期までに5期連続で増収増益を達成するなど順調に成長している。
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ローソンは、今回の買収で成城石井の利益力を取り込む一方、同社の出店・成長を加速するため、店舗立地の取得や購買データ活用などのノウハウを提供する。
丸の内キャピタルは約3年前にレックス・ホールディングスから成城石井を買収し、コスト削減やシステム刷新などを進めて成城石井の収益性を高めた。当時、丸の内キャピタルが買収した際の金額は非開示だったが、420億円程度とされていた。
ローソンへの一括売却で合意する前に入札が行われ、三越伊勢丹ホールディングス
丸の内キャピタルはエグジット(投資回収)の選択肢として成城石井の新規株式公開(IPO)も検討したが、ローソンと価格面で折り合い、一括売却に至った。
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(江本恵美、安藤律子 編集:北松克朗)
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