【マッサン】初回視聴率21.8% 外国人ヒロイン『花子とアン』の勢い受け継ぐ

9月29日よりスタートしたNHK朝の連続テレビ小説『マッサン』(月~土 前8:00 総合ほか)の初回平均視聴率が21.8%だったことが30日、わかった。
時事通信社

【マッサン】初回視聴率21.8%の好スタート 『花子』の勢い受け継ぐ

9月29日よりスタートしたNHK朝の連続テレビ小説『マッサン』(月~土 前8:00 総合ほか)の初回平均視聴率が21.8%だったことが30日、わかった。前々作『ごちそうさん』(全150回、期間平均22.4%)、前作『花子とアン』(全156回、期間平均22.6%)の2作連続で最近10年間の最高を更新するなど、ここ数年、期待に応え、期待を超えてきた“朝ドラ”。『花子とアン』の初回と同じ21.8%の好スタートを切った。関西地区の初回は19.8%(『花子とアン』は18.1%)だった。視聴率はすべてビデオリサーチ調べ(記載がないものはすべて関東地区)。

シリーズ第91作目にして初の海外からのヒロインを迎えた“冒険作”ともいえる今作は、ニッカウヰスキーの創業者であり、日本のウイスキー誕生を支えた竹鶴政孝さんと妻のリタさんをモデルにした“夫婦の奮闘記”。俳優の玉山鉄二(34)と、米女優シャーロット・ケイト・フォックス(29)が主役夫婦のマッサンとエリーを演じる。

物語は、国産初のウイスキー製造のために、本場スコットランドへ渡ったマッサンこと亀山政春が、2年の修業を終え、本場の技術と知識、そして嫁さんエリーを連れて意気揚々と帰国するところから始まった。広島・竹原で代々日本酒の造り酒屋を営むマッサンの実家の母(泉ピン子)は大激怒し、「外国人の嫁などありえん!きっぱり別れて家業を継げ!」と、いきなり大波乱の幕開けとなった。

王道にして斬新なストーリーを紡ぐのは、脚本家の羽原大介氏(49)。映画『パッチギ!』や『フラガール』のヒット作で知られ、同局ではドラマ『とんび』『かすてぃら』などを手がけている。音楽は、映画『わが母の記』(2012年)で第36回日本アカデミー賞優秀音楽賞を最年少で受賞した新鋭・富貴晴美(29)が担当。そして、中島みゆきが優しく、力強く歌い上げる主題歌「麦の唄」が、日本の朝に元気を届けていく。

放送開始にあたって、櫻井賢チーフプロデューサーは「ドラマのテーマは“あきらめない”こと。ウイスキーづくりに生涯をかけたマッサンと、夫の夢を支え異国で生きることを決意したエリーには、次々と困難が押し寄せます。“朝ドラ”初の海外からのヒロインを迎え、撮影現場も“あきらめない”挑戦への熱気があふれています。二人の愛と冒険の物語、最後まで大いに笑って大いに泣いて楽しんでいただければ幸いです」とコメントを寄せた。

◆最近のNHK連続テレビ小説(ヒロイン女優)の初回視聴率

2014年前期 『花子とアン』(吉高由里子)21.8%

2013年後期 『ごちそうさん』(杏)22.0%

2013年前期 『あまちゃん』(能年玲奈)20.1%

2012年後期 『純と愛』(夏菜)19.8%

2012年前期 『梅ちゃん先生』(堀北真希)18.5%

2011年後期 『カーネーション』(尾野真千子)16.1%

2011年前期 『おひさま』(井上真央)18.4%

2010年後期 『てっぱん』(瀧本美織)18.2%

2010年前期 『ゲゲゲの女房』(松下奈緒)14.8%

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