中国当局、建国記念日前日にハト1万羽の「身体検査」を行う

鳩は平和のシンボルかもしれないが、だからといって、中国当局は危険を犯すことは望まないようだ。必要となれば、彼らは鳩の身体検査まで行うことがわかった。

鳩は平和のシンボルかもしれないが、だからといって、中国当局は危険を犯すことは望まないようだ。必要となれば、彼らは鳩の身体検査まで行うことがわかった。

中国の建国記念日「国慶節」にあたる10月1日には、北京市の天安門前広場で記念式典が開催される。厳戒態勢を取る当局は、式典で放たれる鳩1万羽に対して「肛門検査」を実施したと報じられている。

中国共産党の機関紙『人民日報』は9月30日、ツイッター上で鳩の安全検査について報じ、疑惑のある鳩がいったいどのような外見になるのか、一つの予想写真を親切にも掲載してくれている。

「10月1日の国慶節で放たれる1万羽の鳩が9月30日、肛門のセキュリティチェックを受けた。不審物が隠されていないかを調べるものだ」

AP通信の記事によると、どのような「不審物」が鳩の肛門内に隠されている可能性があるかについて、中国メディアは具体的に述べていない。

イギリス・ガーディアン紙の翻訳によると、ある警備員は匿名で地元紙『Legal Evening News』に対して、「翼や羽根、そして肛門までもが入念に検査されなければならない」と述べたという。

「ニューヨーク・タイムズ」紙の記事によると、北京では、鳩を飼育し放鳥するという古くからある伝統文化を受け継いでいる住民が多いという。

2014年の国慶節は、毛沢東が1949年に中華人民共和国の成立を宣言してから65周年となる。

[Ryan Grenoble(English) 日本語版:丸山佳伸/ガリレオ]

HONG KONG-CHINA-POLITICS-DEMOCRACY

香港民主化デモ

ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています

注目記事